URBAN FOLKLORE   

08


「俺と付き合うのは嫌か?」



白竜が突然そんなことを言ったから、私の思考回路が停止しかけた。
え、だってこの状態で真顔でその台詞ってつまりそういうことだよね…?
私だって分かる。

そう、私だって少し思ってた。白竜は私に気があるのかもしれない。でもはっきり好きだとかは言ってこないし、白竜が私を好きだなんて考えるのはおこがましいことだと思ってた。

自分で究極と言えるように白竜は何でもこなす天才肌だ。基本的にアホだけど見た目はカッコイイことに違いない。
フィフスセクターの中でも選びに選ばれたシードで、マネージャー仲間の友達もカッコイイ、気になるとか言ってた。
そんな白竜が何の特技もなく特別可愛くもない私を好きになるなんて有り得ない。
心の奥でずっとそう思ってたんだ。



だけど今、白竜に見つめられながらその想いが否定されていく。

本当にそういうことで、いいんだよね…?


「白竜、それって…?」

が、が嫌ならいいんだ、今すぐとは言わない。が俺を好きになってくれるように努力する。」
「…っ。」

「すまない、変な告白になってしまったな…。はっきり言っておく。俺はが好きだ。が俺を好きでなくても諦めない。」



白竜から本気の告白をされた。予想は本当になった。


あとは私の気持ちだけだ。



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20120219

青銅は夕日を見ながら泣いているのかも知れません。